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【GXコンチェルト】11/15 その2

2009 年 10 月 28 日 水曜日

GX-19/11にも書きましたが、11月15日に紀尾井ホールで、芥川也寸志作曲【GXコンチェルト】GX-1とオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート (1974)[1974年初演以来の再演] をオーケストラニッポニカと共演致します。STAGEAで。
このGXコンチェルトは、当時のエレクトーン最高機種であり世界的に見てもアナログシンセサイザーの最高峰と思われるGX-1のために書かれたコンチェルトで、芥川也寸志氏の作品の特徴が随所に散りばめられた作品です。

それは、シンコペーションを伴ったオスティナートのリズムや、哀愁を帯び切なさの中にも慈悲や温かみのあるメロディ、子供に向ける優しい眼差しを想い起こさせる可愛らしいモティーフや、一界を背負って歩く男の厳しさや激しさ。こう書いて行くと、その特徴は元ヤマハ社長・会長で在られた故川上源一氏の特徴にも通じる所があり、性格は異なっていても、重鎮として界を背負って来られた方々のみが持ち得る重みや心の広さ等がこの作品から感じ取れるのは、私だけでしょうか?
現にこの曲のスコアには「川上源一氏に捧ぐ」と記されています。
カデンツァは、奥様であり、芸大の作曲を出られて、私のエレクトーンの師匠であり、昔は数少なかった女性エレクトーンプレイヤーとして当時海外や日本で演奏活動していらした芥川真澄(当時は江川マスミ)先生がエレクトーンとピアノのために編曲された「GXコンチェルト」の楽譜に掲載されているカデンツァを元に演奏したいと思います。 
本来カデンツァとは、ソリストが自由に作曲して演奏するものですが、今回は、芥川也寸志氏の作品に奥様のカデンツァが合体され、初めてご夫婦の作品となります。その意味でも、真澄先生著のカデンツァを是非、演奏したいと考えました。

指揮の本名徹次氏は、東京芸術大学器楽科中退。山田一雄、井上道義各氏に師事。在学中より指揮活動を始め、デトモルト、アムステルダム、ロンドンにて研鑚を積む。85年東京国際音楽コンクール指揮部門にて最高位。90年アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール第2位。92年ハンガリー・ブダペスト国際指揮者コンクールにて第1位ならびにバルトーク賞を受賞。94年村松賞。第5回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞。文化庁芸術選奨・文部大臣新人賞。平成9年度大阪舞台芸術奨励賞受賞。海外を飛び回り、現代作品も積極的にプログラムに取り入れる方です。