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『ル・コルビジェ 絵画から建築へ ピュリスムの時代』

2019 年 04 月 08 日 月曜日

『ル・コルビジェ 絵画から建築へ ピュリスムの時代』を観覧して来ました。

今回は、大好きな「ノートルダム デュ オー礼拝堂 (ロンシャン礼拝堂) に関する展示はありませんでしたが、ル・コルビジェが日本に唯一残した建築物である[国立西洋美術館]で観覧できた事にも大変意義があると感じました。

ル・コルビジェ(本名シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ)が「ロンシャン礼拝堂」を建築するまでに辿り着く以前の時代の流れがよく解り、“キュビズム”と“ピュリスム”の比較や共通点も見出され、興味深い展覧会でした。

母がピアノ教師であったル・コルビジェは、その影響もあるのか? よく使われるているモティーフのガラス瓶やパイプと一緒に、ギターやギターケースや楽譜やピアノの鍵盤を思わせるデッサンが数多くデフォルメされています。

第一次大戦後のキュビスムを代表するパブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、フェルナン・レジェ、などの絵画により、ル・コルビュジエが多大な刺激を受けた1920年代パリの前衛美術界再現されていました。

私の好きなジョルジュ・ブラックの作品は

ですが、それらの影響も受けていたことを知れて、ますますル・コルビジェの絵画に興味が湧きましたし、さらに、私が興味深かったのは、“ピュリスム”をル・コルビジェと一緒に提唱したアメデ・オザンファンが描いた「和音」というタイトルの絵画でした。

「和音」