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9月2日 基礎ゼミで「お話①」平部やよい (講堂大ホールにて)

2020 年 07 月 31 日 金曜日

(授業の一環ですので関係者のみで一般者の観覧は出来ません)

国立音楽大学では、新入生や3年生に向けて、「基礎ゼミ」という大変ユニークな授業を年度の初授業として行っています。

大学の講師が中心となり、さらに卒業生や在学生も加え、新入生,3年生にオペラや室内楽、又、「お話」の中でも演奏を交えたり、国立音楽大学の講師の特色や授業内容の紹介を兼ねたコンサートや講演を通して、国立音楽大学での「学び」への心構えや「何を学びたいか」「学ぶべきか」を考えさせる授業が行われます。

ユニークなのは、教師も専修の枠を超えグループ分けされ、学生のグループと班になり、クラス授業として演奏会や「お話」前後にディスカッションする時間を設けます。

数日間の「基礎ゼミ」で感じ学んだことをレポート提出させ、それにより新入生には初めての単位が与えられます。

残念ながら今年は、新型コロナウィルス(COVID-19)に翻弄され4月頭にやるべき「基礎ゼミ」が延期になっておりましたが、9月頭に仕切り直し、開催される予定です。

私は10年前にも「基礎ゼミ」の中で、「お話」を担当するご指名を受け、電子オルガンの紹介や演奏、又、学生達の演奏も交えて行いましたが、2020年度にも2回目のご指名を受け、【オリジナリティを育もう!】と題し、演奏やお話と、電子オルガン在学生の演奏も聴いてもらう企画を立てました。

ただ、当初は90分で予定していたプログラムを、コロナ対策の影響の為、60分に短縮したプログラムに組み直さざるを得なくなった為に、私の演奏曲目の数を減らし、さらに自作曲のSax.Quartetの曲の長さを大幅にカットしてでも、一生懸命練習してくれている電子オルガン学生の演奏の方を重視し、少しでも多く色々な電子オルガン演奏を聴いてもらい、可能性を通して、他の科の学生にも彼らの今後の学生生活の見通しを考える上での指針の助けになれば、と考えたプログラムに致しました。

「お話」のキーワードは、『守・破・離』です。

何故、「オリジナリティを育くもう!」と『守・破・離』がどう関係してくるのか⁈は、当日へのお楽しみとしておきましょう。 後日、ここへもご報告をup致します。       

   

9月2日(水) 国立音楽大学

講堂大ホール 13:00開演 (関係者のみ観覧)

基礎ゼミ2020

お話①「オリジナリティを育もう!」平部やよい

1.  電子オルガンを伴う創作音楽劇 《鏡の森》 

   「Travelers」 

  佐藤匠  【作曲、電子オルガン演奏、脚本】(電子オルガン3年)        

  城谷伶 【作曲、照明・PA】(作曲3年)

  永田茉彩 【演劇(主人公役)、作詞、脚本、振り付け】(声楽3年)

  豊岡陽菜 【演劇(泉の精役)、振り付け】(声楽3年)

   Special Thanks

   引地颯・鈴木健生【CG映像】(日本工学院八王子専門学校 CG映像科)

2.  平部やよい作曲作品紹介       

   「Satisfaction」

「倖せヲ呼ぶ嶌」~for Saxophone Quartet~

   Sop.  山本涼子(4年)  Alt.  樋口みのり(4年)

   Ten.  高野志穂(4年)  Bar.  小林実鈴(ディプロマ)

3.  電子オルガン現役生のオリジナル曲演奏

 「Morse」 長嶋怜奈(4年)

「Danza de la danza」 佐久間美生(4年)

           

もちろん、新型コロナウィルス対策として、大ホールでは2席間隔を空けて着席させるソーシャルディスタンスや、検温、消毒 等、、「密」にならないように3年が大ホールで観覧している時間に、新入生は別の場所でオペラの映像を見る 等、対策をしっかり行った上で大学内の関係者のみでの開催となります。