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国立音楽大学電子オルガン 学内演奏会 開催報告

2019 年 11 月 15 日 金曜日

例年開催している国立音楽大学 電子オルガンの学生による学内演奏会を、12月7日(土)に開催致しました。

事前に告知したつもりが、アップロードに問題があり、事後報告となりました。

PA, 照明, その他 全て学生が一団となり創り上げるコンサート。

今年は、昨年と違いバタバタせずに成功に終えることが出来ました。

ご来場下さった方々、有難うございました。

2019年 12月7日(土)    開場14:30 開演15:00

国立音楽大学 6-110 スタジオ

立川市柏町5-5-1

ー 第26回 電子オルガン学内演奏会 2019 ー

濱谷優希 / 煌々たる未来へ / 濱谷優希

石井美澄 / Khamsin ~ 廓寥の砂嵐 ~

山﨑久瑠見 /「四季」より 春・秋 

成島桃華 / 桜の舞 / 不詳 

矢島優美 / 超絶技巧練習曲 第4番"マゼッパ"

村上舞 / クロノスタシス / 村上舞

佐久間美生 / It’s All Right With Me / Cole Porter             

          共演  Electone 佐久間理都

大石聖綺 / Forth / 大石聖綺

佐藤七海 / Stay Woke / 佐藤七海

長嶋伶奈 / Morse / 長嶋伶奈

佐藤匠 / In the Woods / 佐藤匠

森花音 / Labyrinth / 森花音

《平部やよい創作講座》~モチーフ作りと展開を指導するには何が必要?~ inスガナミ楽器

2019 年 07 月 26 日 金曜日

《平部やよい創作講座》

先日、スガナミ楽器で《平部やよい創作講座》~モチーフ作りと展開を指導するには何が必要?~ いうテーマで、作曲, 編曲, 即興にも通じる基本ポイントを演奏しながら講座して参りました。

会場はスガナミ楽器 多摩センターのホールで、講師の先生方65名くらいが参加されました。

今年の4月より38年間の財団法人ヤマハ音楽振興会の専属エレクトーンプレイヤーから転じ、フリーの作,編曲家,エレクトーンプレイヤーエレクトーンプレイヤーとして新たに活動開始しました。

生活にも非常に便利そうに整備された街である京王多摩センター駅から徒歩3分の、坂の上のショッピングモール「ココリア」の4階にあるスガナミ楽器 多摩センターのホールで、講師の先生方65名くらいが参加されました。

ELS-02Cに設置して頂いたスタンドマイクで話しながらの演奏、ほとんど弾いていた時間の方が長いでしょうか?

なるべく分かり易いように「音」をだしながらの解説し、10ページに及ぶ資料をもとに、美しいメロディの作り方やモティーフの展開の仕方、リハモナイズ、転調の仕方の例 など、二時間がアッと言う間 でした。

先生方の中に、昔教えたことのある生徒さんの顔も何人か見え、終了後に話しが弾みました。

Chick Corea のLive 最高!

2019 年 04 月 08 日 月曜日

チック・コリアのBLUE NOTE でのLiveに行って来ました。

2013年発表のアルバム『トリロジー』ではグラミー賞2部門に輝き、12月5日(水)には最新作『トリロジー2』を発表したばかりのチック・コリア(p)、クリスチャン・マクブライド(b)、ブライアン・ブレイド(ds)の3人によるチック・コリア・トリオ9年ぶりの来日ツアーです。

「ラ・フィエスタ」のテーマをあからさまにはなかなか出さずに、チック・コリアの悪戯っぽい問いかけから始まり、頂点に達したものだけが出せる余裕のある“音での対話”がそこかしこに煌めき、良く歌うクリスチャン・マクブライドのベースに、繊細な中にも茶目っ気のあるブライアン・ブレイドのドラムが、

『音で遊ぶ』とはこういうこと!と言わんばかりに畳み掛け、極上の刻を頂きました。

やっぱり、Chick CoreaのLiveは最高!!

『ル・コルビジェ 絵画から建築へ ピュリスムの時代』

2019 年 04 月 08 日 月曜日

『ル・コルビジェ 絵画から建築へ ピュリスムの時代』を観覧して来ました。

今回は、大好きな「ノートルダム デュ オー礼拝堂 (ロンシャン礼拝堂) に関する展示はありませんでしたが、ル・コルビジェが日本に唯一残した建築物である[国立西洋美術館]で観覧できた事にも大変意義があると感じました。

ル・コルビジェ(本名シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ)が「ロンシャン礼拝堂」を建築するまでに辿り着く以前の時代の流れがよく解り、“キュビズム”と“ピュリスム”の比較や共通点も見出され、興味深い展覧会でした。

母がピアノ教師であったル・コルビジェは、その影響もあるのか? よく使われるているモティーフのガラス瓶やパイプと一緒に、ギターやギターケースや楽譜やピアノの鍵盤を思わせるデッサンが数多くデフォルメされています。

第一次大戦後のキュビスムを代表するパブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、フェルナン・レジェ、などの絵画により、ル・コルビュジエが多大な刺激を受けた1920年代パリの前衛美術界再現されていました。

私の好きなジョルジュ・ブラックの作品は

ですが、それらの影響も受けていたことを知れて、ますますル・コルビジェの絵画に興味が湧きましたし、さらに、私が興味深かったのは、“ピュリスム”をル・コルビジェと一緒に提唱したアメデ・オザンファンが描いた「和音」というタイトルの絵画でした。

「和音」

国立音楽大学の学生のYEC(ヤマハエレクトーンコンクール)ファイナルでの受賞歴

2019 年 03 月 31 日 日曜日

国立音楽大学は、電子オルガン(エレクトーン)科の名前が当初の『応用演奏学科』から『電子オルガン』にカリキュラム改変に伴い15年前に名前が変更されましたが、国立音楽大学にエレクトーン関連の科が出来てから現在で25年になり、その間、YEC(ヤマハエレクトーンコンクール)にエントリーし、優秀な成績を収めた学生が数多く存在致します。

現在の国立音楽大学 の様子

ファイナル3位未満は多く存在しますので省略致しますが、彼らの功績を振り返りながら掲載してみたいと思います。

過去YECの国立音楽大学 応用演奏学科 及び 電子オルガン生 並びに卒業生のエレクトーンコンクール ファイナル受賞歴

【1位受賞】内海源太、安藤禎央、寺田志保、岩崎孝昭、鈴木亜美、坂本有生、大畑莉紗、平田翼

【2位受賞】 中野正英、鈴木麻理奈、鎌田あゆ美、佐久間美生

【3位受賞】 森花音 (3位未満省略)

今後も、実質、日本に電子オルガンコースが存在する教育機関の代表格としての存在感を大切に、過去教鞭を取って下さった諸先生方に恥じないよう、さらなる高みを目指し、電子オルガンのエレクトーンの素晴らしさを伝えるべく、今後も学生達の育成に精進したいと思っております。

国立音楽大学 鍵盤楽器専修電子オルガン専任講師 平部やよい

国音 電オル生が月エレ[ハッピースクールライフ]に掲載されました。

2019 年 03 月 05 日 火曜日
月刊エレクトーンの[ハッピースクールライフと題しスクールライフを楽し学生が紹介されるコーナーに、3月号で国立音楽大学 電子オルガン4月より3年生になる佐久間美生さん、長嶋伶奈さんが掲載されました。

電子オルガンのみでなく、国内を代表する楽器学資料館や、国立音楽大学の「今」が垣間見れ、新しく建設された7号館の姿も掲載されています。

国立音楽大学 電子オルガン 卒業コンサート

2018 年 12 月 13 日 木曜日
先日の学内演奏会にご来場下さった方々、有難うございました。
学生達の慣れない進行など、お見苦しい所もございましたが、失敗もよい経験になったと思い、反省会と共に次回への見直しをするようです。
さて、国立音楽大学 電子オルガン 25期の卒業生有志による卒業コンサートをお知らせ致します。
これは、さらに100%自分達の企画により、学生運営のコンサートです。
是非、皆さまお誘い合わせの上、各学生の4年間の集大成をお聴き頂ければ幸いです。

2019年 3月1日(金)

たましんRISURUホール (立川市民会館 小ホール)

開場 17:30 開演 18:00

国立音楽大学 第25回電子オルガン学内演奏会 2018 ご案内

2018 年 11 月 28 日 水曜日

国立音楽大学 鍵盤楽器専修 電子オルガンの学生による学内演奏会を開催致します。

毎年、学生の一年間の勉強の成果を発表する場として、事前にオーディションして選ばれた作品が発表されます。

今年は、YECのファイナルに出演する学生も3名(卒業生も含めると4名)含まれ、充実した内容となっております。

運営は全て学生が行なっており、PA, 照明, 広報, その他 代々の係りが後輩に伝授し、行われております。

照明なども、卒業してからのそれぞれの進路にも役立つように、少しコンサートとしては過度な部分もあるかもしれませんが、学生に経験値を積ませる為に見守っております。

国立音楽大学 電子オルガン生が一丸となったイベントを是非、皆さま聴きにいらして下さい。

2018年 12月8日(土)開場14:40 開演15:00

国立音楽大学 6-110 スタジオ

ー 第25回 電子オルガン学内演奏会 2018 ー

佐藤七海 / Serendipty / 佐藤七海

山﨑久瑠見 / Caprice Viennois / Kreisler

濱谷優希 / 水彩の日々 / 濱谷優希

伊藤僚馬&釣見倭士 / Partita for Orchestra / Walton

大石聖綺 / Marvelous space / 大石聖綺

佐藤匠 / Ma Mere L’oyeより / Ravel

小出菜月&関本美央 / Do it ! / 吉田 治

釣見倭士 / アナムネシス(ἀνάμνησις)/ 釣見倭士

共演 Alt.Saxophone 大島公平

関本美央 / Suddenly / 関本美央

市川愛美 / 前奏曲 第1集より / Debussy

長嶋伶奈 / traitor 〜反逆者の慟哭〜 / 長嶋伶奈

森花音 / Starlight Fantasy / 森花音

小出菜月 / glow / 小出菜月

佐久間美生 / Danza de la danza / 佐久間美生

パーソナル曲集の公開講座 in広島 8月9日

2018 年 07 月 26 日 木曜日

エレクトーン楽譜集『STAGEA パーソナル 53 Vol.54

平部やよい2 New Direction」』

の公開講座を広島店にて開催致します。

① ダッタン人の踊り

② 星に願いを

③ Satisfaction

④ Mobius Circle

⑤ Sound Relief

さらに、その後に、

「私にも作曲できるかな⁈」

〜 小・中学生のための作曲塾 〜 も行います。

EX-42, GX-1, GS-1, ELS-02X を弾き比べて

2018 年 01 月 30 日 火曜日

先日、EX-42, GX-1, GS-1, ELS-02X を弾き比べられる機会があり、堪能して参りました

エレクトーン界では知る人ぞ知る、歴代の代表機種(ステージモデル)を10台以上収集し保存していらっしゃるマニアの寺島 健司氏宅に呼ばれ、色々な機種を弾き倒して来ました。

始まりは、寺島さんが数年前に体調を崩された時期があり、長年愛情を込めて色々なところから収集し、メンテナンスを技術の益本さん、池ヶ谷さん、山田さん 他の方々に依頼し、ご自分も色々手を加えながら弾ける状態に保ち続けていらした楽器達を、「他にエレクトーンを本当に愛して保存して下さる方々に、少しずつ譲ってもいいかな?」と思われ始め、まずは特定の機種をお嫁入りさせる決心をなさったことが発端でいらしたそうです。

そして、それを機に、メンテナンスを長年に渡り手弁当で御尽力下さった技術の益本さん、池ヶ谷さん、(GS-1は山田さんに御尽力頂いたそうですが、ミニコンサートは益本さんと池ヶ谷さんのご都合が合い)に、それらの楽器の演奏を聞いて頂けないものかと、寺島さんの発案でした。

私もそのお話を伺い、大変お世話になった益本さんを始め技術の方々に感謝の意を込めてミニコンサートがしたいと、実現致しました。

池ヶ谷さん, 平部, 益本さん

EX-42 をメンテ中益本さん

EX42の奥は、EX-1

手前はELS-02X

GX-1 奥が寺島さん

それだけの楽器を保存しておくのですから、母屋の他にスペースと重量にも耐え得る別棟のスタジオがあり、所狭しと懐かしい楽器達が並んでいる場所へお邪魔し、ミニコンサートをやるなら、まずリハをしてからと二時間以上の時間をお願いして前乗りしました。

楽器の前に座ると不思議と、トーンレバーをどれどれ瞬時に変えていたか?何処の休符で三箇所くらいどのようにレジスト変えていたか? 等は身体が覚えていて、数回弾けば当時が蘇って来るものなのです。

EX-42では、懐かしい「引き出し」(本体の左寄り手前下より引き出してオルガン音色をフィートの組み合わせで変えられる、あの「引き出し」です) や「お豆腐」(手押しのパーカッションで、「ドンッ、シャン、ピン、ポンッ」等白い長方形のスイッチ) 等々、弾いていくごとに脳よりも先に手がそこへ動き、タイムスリップして行く感覚です。

GXは、エレクトーン誕生50周年の時にチューンがかなり狂っていて益本さんが寸前に何回も足を運び手を掛けて頂いても直り切らなかった楽器で、演奏していましたし、私の最も好きな楽器でしたから、未だに「ラプソディ・オン・GX」のトーンモジュールは大切に保管してあり、自分専用のトーンモジュールとねじ回し持参で(慣れて来るとトーンボードを使わずとも、いきなりトーンモジュールの小さいマイナスネジを0.5ミリ単位で回し、アタックやVCA, VCO等をリハ時に微調整して弾いていました) 弾かせて頂きました。

因みに、トーンモジュール保管箱は、当時、ヨックモックの缶や、小川軒のレーズンウィッチの箱などがサイズも丁度良く、プレイヤーの間では不可欠でした。

GS-1は、磁気テープが流石に自分のは劣化して使いものになりませんでしたが、なんと、寺島宅で弾いたレジストスイッチの中に、私が「懐歌」で作成した独自の音がいくつか残っており、感動しました。

新機種が出る度に、その楽器の為の作品を作曲し発表してきた歴史を感じながら選曲、それに携わって下さった多くの方々へも感謝しながら演奏した感慨深い一日でした。

私個人の意見ですが、今回改めて過去の機種も弾いてみた結果、常にポジティブな私としては、「過去の楽器は良かったが今の楽器の音はどうも、、」と懐かしがってばかりいるのも好きではありませんし、そうかと言って「昔の楽器は古いサウンドで今は弾けない」と言うのも嫌いで、それぞれに個性のある楽器はそれぞれに素晴らしく、その刻で輝いた楽器達であり、比べようもなく、弾き手が個性を熟知し、その時代に合ったサウンドで響かせてあげられれば、それで楽器も本望だと思います。

以下がミニコンサートのプログラムです。

『 EX-42 さよならコンサート 』2018/1/27

〜 益本さん、池ヶ谷さんに感謝を込めて❗〜

演奏 : 平部 やよい 会場 : 寺島 邸スタジオ

【 EX-42 】1970

① Wave / アントニオ カルロス ジョビン

( 1971 インターナショナルエレクトーンコンクール ジュニア部門 第1位受賞曲 )

② ロンドンデリー エアー / イギリス民謡 / 編曲:芥川真澄

【 GX-1 】1975

③ ラプソディー・オン・GX / 平部やよい

( 1975 インターナショナルエレクトーンコンクール ’75

グランプリ大会 シニア部門 グランプリ受賞曲 )

【 GS-1 】1981

④ 「懐歌 〜アルトサックスとGS-1のためのシンフォニー 〜 」

( 1981 第1回インターナショナルオリジナルコンサート

特別優秀賞、及び オーディエンス賞 受賞曲 )より、一部演奏。

【 ELS-02X 】2014

⑤ SantaAna Freeway / 平部やよい

⑥ Satisfaction / 平部やよい

⑦ ダッタン人の踊り / ボロディン