GXコンチェルト 本番
2009 年 11 月 16 日 月曜日『芥川也寸志 管弦楽作品連続演奏会・その2』
「GXコンチェルト」の本番を終えました。
本番(上)とゲネプロ(左)の全体写真を撮って頂いたものをアップしました。
10時からホールでのエレクトーンの音響チェックを兼ねたゲネプロ等、多くの予定で分刻みの過密スケジュールの中、着々と準備が進行し、2時半からの本番が始まりました。 GXコンチェルトにもある同じモティーフのオスティナートが出現する 映画音楽組曲から「八つ墓村」、美しいメロディーが耳に残る「八甲田山」と続き、いよいよ「GXコンチェルト」です。今日のは本番録音があったため、曲の始め終わり等の静寂を意識したポーズの緊張感も心地よく、細かいミスはあったもののリハよりも勢いのある全員の気持ちが一丸となった演奏が出来たように思います。カデンツァピークで、リハでは問題なかったのにffのところで一瞬音が割れ、スピーカーが飛ぶかとドキッとしましたが、私も本番で勢い余ってアフタータッチを押しすぎたかも、、、と反省しかり。。途中の歌う部分では、「芥川也寸志先生、聴いていらっしゃいますか?」と、心の中で問いながら演奏し、オスティナートリズムをパーカッシブに鍵盤を打楽器のように叩く所では(スコアにはホワイトノイズ系の音色で、と指示があります)、打楽器の方々とのユニゾンを意識して耳をダンボにしながら(笑)、、、エンディングへのaccel.(だんだん早くなり、音楽が高揚すること)では皆の呼吸が一つになり、全てを弾き終わった後には心地よい終息感を得ました。何回もカーテンコールを頂き、楽器で一杯になった狭いステージを行ったり来たり。。。
二部の「子供のための交響曲 双子の星」《交響管弦楽と児童合唱と語り手による》〜宮沢賢治の双子の星を題材に、本人作曲の透明感のある美しいメロディーを児童合唱が歌い、絶妙な語りと共に音楽が進行し、物語を音で表現します。 全曲目が盛会に終わりました。
聴きに来て下さった方々、ありがとうございました。